2025.10.20

Vol.22 働くっておもしろい ーミズノ株式会社①

働くっておもしろいthumbnail

「スポーツという文化を
"足元"から支える」

ミズノ株式会社 グローバルイクイップメント
プロダクト部 用具開発課
太田 昴貴(こうき) さん

自分たちにしか作れない
フィールドがある

日本を代表するスポーツ用品メーカーとして、スポーツ文化を支え続けているミズノ株式会社。
ウェアやシューズ、グローブにバット。誰でも手にしたことのある身近なスポーツ用品に加えて、
意外と知られていないのが「人工芝事業」です。
入社以来9年、人工芝の研究開発に向き合っている社員の太田さんに話を聞きました。


太田: 学生時代に長くハンドボールをやっていて、スポーツにかかわる仕事がしたいとミズノに入りました。
でも、実際にいちばんの決め手になったのは人です。
面接で話をした社員の人柄に惹かれ、ここで働きたいと思いました。

入社するまで、ミズノが人工芝を作っていることはまったく知りませんでした。
ただ、考えてみればそれはスポーツを足元から支えるもの。大切な用具のひとつだと今は思っています。

プロ野球の球場においては、人工芝のシェアは私たちがナンバーワンです。
ミズノのグローブやスパイクを使ってくださっているお客様が、「人工芝もやってるんだ」と認知してくれることは多く、
そこは強みになっていると感じます。

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2022年11月から稼働を開始したミズノイノベーションセンター。
商品開発の3つのプロセス「はかる」「つくる」「ためす」を一貫して行える環境が整っており、常に新たな価値の創造に取り組んでいます。



近年の人工芝事情の課題と言えば、やはり環境問題にかかわるものが多いですね。
例えば暑さ対策。年々暑さが厳しくなる中で、屋外での競技の負担が増しています。
いかに表面温度を抑制する人工芝を作るか、技術開発が求められています。

それから環境に配慮した素材を使うこと。
人工芝の多くは石油由来の樹脂で作られていますが、経年により摩耗し、
風雨によって意図せず人工芝の施設外へ流出するリスクがありました。
海洋生分解性樹脂という自然に還る素材を使うことで、少しでも負担の軽いものを作ることも私たちの責任です。

今、当社が開発する人工芝の中では野球とサッカーには専用のものが開発されています。
競技によってそれぞれで適した靴が異なるように、適した人工芝の深さも違うので、
いずれは個々のスポーツにより特化した人工芝を作っていくことが理想です。
スポーツ業界で人工芝を手がける企業は、実はミズノだけ。
だからこそ、自分たちスポーツ用品メーカーにしか作れないものがあると考えています。

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競技ごとに異なる人工芝の質感を実際に比較できるショーケース。ミズノの開発力と素材研究の深さを体感できます。



開発部隊には基本的にジョブローテーションがなく、それぞれがひとつの分野に長く携わりながらプロフェッショナルになっていきます。私も入社以来9年、人工芝一筋でやってきました。

自分が手がけた球場へ観戦に行くときは、いい気分ですね。
いつか子供が大きくなったら、ここの人工芝はお父さんが作ったんだよ、なんて話がしたいです。

長く作ってきた人工芝がお客様の手に渡るときは嬉しいです。
ただ、正確に言えばそれが終わりではなく、引き渡してからが本番です。

人工芝の寿命は10年弱。
お客様とともに長く見守っていくものづくりにかかわれていることに、やりがいを感じます。

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社員の笑顔のために、会社がしていること
”ACTIONS TO MAKE YOU SMILE”

Check Point①:運動不足解消をめざしたユニークな「運動プログラム」

仕事や生活をしながら体を動かせる、身近でユニークなエクササイズのアイデアを提案する「ながら運動」プログラムを推進中。社内へ定期的に発信することで社員に運動のきっかけを促し、健康経営をめざしています。

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Check Point②:役員と社員がつながる場作り

社長をはじめ役員と社員のつながる機会が多いミズノ
月に二度は役員からのメッセージを動画で配信し、年に一度は社長や役員自ら全国の事業所へ足を向けて社員との対話の場を作るなど、顔を見て話を聞く機会を取り入れています。

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Check Point③:社員の発想を促す3 つのコンセプトスペース

大阪本社の目玉は、社員が集うワークスペース
カフェスペースのある「つながる」、静かに業務に取り組める「集中」、眺めのいい空間で柔軟に動ける「交流」の3 つのコンセプトで場が作られ、活用されています。

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Photo:NAOKI SHIMODA(公式サイト:http://shimodanaoki.com
Text:KAORUKO SEYA(インスタグラム:@kaorukoseya





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「働くって、おもしろい」とは

    この連載は笑顔で働いている会社人を訪ね、それぞれに働くことの価値観をうかがいます。
    笑顔の社員が多い会社はきっといい会社だし、笑顔の社員が増えれば、会社はもっとよくなる。
    そしていい会社が増えれば、社会は今よりも少しずつよくなっていくはず。

    そのすべての起点は「社員の笑顔」。
    この特集では、日本全国、いい会社のいい社員の笑顔を集めていきます。

    ※本企画は東京メトロ駅構内で無料配布するライフスタイルマガジン「メトロミニッツ」で定期連載しています。

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