Vol.21 働くっておもしろい ーグンゼ株式会社①

「自分たちと、社会のための
共存共栄という挑戦」
グンゼ株式会社 プラスチックカンパニー
営業統括部 営業第三課
前田 宜輝(よしき) さん
いいものを、誠実に届ける
薄利多売の逆をいくこと
肌着メーカーとして知られるグンゼが、新たに力を入れる事業のひとつが「プラスチックフィルム」。
入社5年目の前田さんは、製品の営業に携わっています。
前田:
私の部署で手がけているのは、食品の保存に使われるフィルム製品です。
身近な例で言えば、ソーセージやチルドピザの袋。スーパーでよく見かけるパッケージにも、実は私たちの技術が使われているんです。
長期保存される食品には、輸送時の袋の損傷や、中身の酸化を防ぐ強度のあるフィルムが必要です。
そこに、「ヘプタックス」いう自社独自の多層フィルムが活かされています。
ただ売り込みをするのではなく、本当に必要としている人に届けることを私たちは大事にしています。
既存の資材になんらかの悩みを抱えているお客様の困りごとを解決するために、自社の製品がどう寄り添えるか。
相談に乗りながら提案することが、私の思う営業の仕事です。
薄利多売とは逆のやり方。質のいいものを、求める人に適切に届けることで利益を上げていきたいと考えています。
大学では農学を専攻し、米の研究をしていました。そこから、今はプラスチックの営業へ。
違う畑に見えるかもしれませんが、よいフィルムを届けることは、食品の鮮度を守ることで、フードロス削減にもつながっています。
複数の会社を受けた中で、グンゼを選んだ理由はシンプルに「人」でした。
面接の雰囲気がよく、入社前の懇親会で、営業部の先輩にあたる方と話したときに、この人と一緒に働きたいと思ったんです。
そのときに言われて心に残ったのが、「お客様との面談が1時間あったとしたら、50分は世間話でいい。
残り10分でちゃんと仕事の話ができる関係性を作るのが、営業だ」ということでした。
お客さまの困りごとに寄り添うには、相談しやすい存在でなければいけません。
ビジネスライクな関係でなく、いかに心に寄り添えるかが大事だということ。仕事の本質を学びました。
自社の製品を売り込むことばかり考えず、話を聞いたうえで他社の製品をおすすめすることだってあります。
そういう会社の姿勢に、自分自身も共感していますし、それができるのは、自社の製品に誇りがあるから。
今日着ている下着や靴下も、もちろんグンゼのものです。


ショールームエリアには、グンゼが手がける多彩は商品が並び、まるで実際の店舗のような充実ぶりです。お取引先との商談に活用されています
長く続いている会社なので、その分、時代の流れに乗れているかは、特に私たち若手が常に意識しておくべきだと感じています。
目下の課題は、環境問題。一度使用したフィルムを回収し、再原料化する技術の確立に取り組んでいます。
グンゼの創業の精神のひとつである「共存共栄」という考えは、自社だけでなくお客様、未来の社会との共存共栄でもあり、
実現のためには社会的利益と経済的利益を両立させることが重要です。
今後もプラスチックフィルムにおける資源循環の理想的なモデル構築に向けて、業界をリードしていきたいです。
社員の笑顔のために、会社がしていること
”ACTIONS TO MAKE YOU SMILE”
Check Point①:“糸” をコンセプトにした働きやすいオフィス改革
東京支社では、3 年前のオフィス移転を機に
フリーアドレスを導入。「編む(集中)」「ほどく(リラックス)」
「つむぐ(他部署と協業するきっかけを作る)」の3 つの場を
ワンフロアに作り、新たな働き方を促しています。

Check Point②:経営理念を明文化して“グンゼマインド” をはぐくむ
“善い人が良い糸をつくる” とはグンゼが大切にする考え方。
社員である以前にいち社会人として大切にしたい行動規範や
社是、経営理念を記したハンドブックを配布することで、
社員の心に“グンゼマインド” をはぐくんでいます。

Check Point③:社員主導の企画が続々 ユニークな交流イベント
ワンフロア化したオフィスのフリースペースを利用して、
定期的に企画される社員間の交流イベント。
社員自ら腕を振るう立食パーティから、
大画面で楽しむ映画鑑賞会まで、
ユニークなイベントが定期的に開かれています。

Photo:NAOKI SHIMODA(公式サイト:http://shimodanaoki.com)
Text:KAORUKO SEYA(インスタグラム:@kaorukoseya)

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「働くって、おもしろい」とは
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この連載は笑顔で働いている会社人を訪ね、それぞれに働くことの価値観をうかがいます。
笑顔の社員が多い会社はきっといい会社だし、笑顔の社員が増えれば、会社はもっとよくなる。
そしていい会社が増えれば、社会は今よりも少しずつよくなっていくはず。
そのすべての起点は「社員の笑顔」。
この特集では、日本全国、いい会社のいい社員の笑顔を集めていきます。
※本企画は東京メトロ駅構内で無料配布するライフスタイルマガジン「メトロミニッツ」で定期連載しています。
メトロミニッツのご説明はこちら
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