2023.04.01
退寮率が1/3に 双日株式会社さま
総合商社である双日株式会社様。 部署を横断した人材交流と経済的自立ができるまでの生活基盤を目的として社員寮を導入されています。 もともと会社から遠く、社員から不満が多かった寮を当社にて移転。
その後の運営管理も当社で手掛けています。
Introduction
- 抱えていた課題
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- ・既存寮に対する社員からの不満
- ・喫食率が低下し、入居率も下がり、コミュニケーションの活性が不十分
- 契約の目的や狙い
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- ・都心に寮を移転し、通勤のストレスを軽減すること
- ・コミュニケーション活性化のため、広い共有スペースを持った寮にすること
- ・有事の際の、BCP対拠点として活用できること
- 当社をパートナーに選んでいただいたポイント
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- ・関係構築の重要性に対する共感
- ・企業寮に適した物件を提案できる情報量
- ・幅広い事例をもとにした、寮の活用に関する提案
- ご契約後の効果
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- ・公私に亘るコミュニケーションが活発化
- ・従前30%/年の退寮率が、10%/年未満になる見込み
社員の礎を作る社員寮
勤務場所から遠いロケーションが課題
部署や年次を超えた交流を促進し、先輩社員との集団生活を通じ「双日パーソン」としての礎を作ることを目的とし、100室を超える大規模な寮を社員にを提供しています。
しかし元々あった寮は社員交流のために十分な設備を備えていたのですが、駅区間の長い沿線で、勤務地から1時間強と遠く、社員からも不満が上がっていました。
特に金銭的に余裕が生まれてくる4~6年目の社員で退寮が多く、入居率は60パーセントを下回っている状況。 タテ・ヨコ・ナナメの関係性を築くことが出来ていませんでした。
寮内で食事提供も、喫食率が低下
食事も寮内で提供していましたが、業務の終了が遅い社員だと、通勤時間も影響し夕食時に帰宅が間に合わず、準備した料理も無駄になりコストが過剰にかかってしまうという問題も。
①通勤30分前後のロケーション②コミュニケーション促進が可能な広い共用スペース③有事の際はBCP拠点として活用できること、この3つを兼ね備えた、寮を早急に探す必要性がありました。
他社所有の寮をそのまま活用し、学び共創の場に
物件の難易度が高く、市場にニーズに合致した物件が出回っていない場合でも、他社が利用を継続しているが、移転を検討している物件もあります。
スターツは毎年1万室以上の寮のオーダーをいただいており、退去予定の寮情報も多数ストックしています。その中で江東区の清澄白河にある120室の寮が双日様のオーダーに合致し、ご紹介をさせて頂きました。

人が集う共有スペースを広く設置
社員の健康づくりや業務の効率化もサポート
中に誰がいるか分かるように共用スペースはガラス戸に変更、おしゃれなバーを兼ね備えたラウンジはゆったりとした雰囲気で、長時間語り合うことが可能。


さらに、ジムスペースで身体を鍛え、国産の総ヒノキ循環材を使用したサウナで汗を流すなど、プライベートな空間を過ごすことはもちろんのこと、カフェテリアとテレキューブを設置するなど、仕事をしやすい環境づくりも工夫しました。

災害時も事業継続ができる拠点に
業務を行うのに充分なネット環境のある執務スペースを共用部に備え、かつ居室やボイラールームなど建物の維持に必要な設備が2階以上にあることで、水害などの自然災害が発生した際に事業が継続できる拠点としての活用も想定しています。リモートワークも想定し、こういった設備を寮内に整えることが社員の満足度と業務効率の向上にも繋がり、結果、退寮率の低下として表れたと考えております。

スターツでは20物件以上、社員寮に特化した運営を行っています。
ただ施設を提供するだけではコミュニケーションは促進されません。今まで培ったノウハウをもとに1社1社にあった最適な活用をご提案します。
コミュニケーションが活発化
退寮率が1/3の10パーセント以下に
利用開始後もオープンキッチンで社員が自然と集まるようになりました。釣った魚をその場でさばいたり、その共同作業の中でコミュニケーションをとるようになったり、自治会でイベントを企画しながら社員同士の交流が活性化しました。
結果、もともとは30パーセント以上の退寮率が、現在だと10%以下に。
一生の絆をはぐくむ場として現在は機能しています。

Company Inforamation

- 会社名
- 双日株式会社
- 事業内容
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自動車やプラント、エネルギーや金属資源、化学品、食料資源など、全世界で幅広くビジネスを展開している大手総合商社。
https://www.sojitz.com/jp/