Vol.07 長野と東京でつながる絆①「長野」で働く人 - 株式会社キッツ

山を見ながら働くことは　心身のウェルネスにつながります

やってきたのは、株式会社キッツの茅野工場。
ここでは、世の中のあらゆるところで使われている「バルブ」が作られています。
今回は一昨年に稼働を開始したイノベーションセンターを訪ねました。
眼前には、八ヶ岳や槍ヶ岳。アウトドア好きにはなじみのある山々が広がります。

――みなさんのお仕事を教えてください。

唐澤：工場の生産管理をしています。
バルブに必要な部品の調達など、社員がスムーズに製造に携われるようなサポートをしています。

望月：私はバルブの開発設計をしています。
入社2年目で、最初の1年は研修期間に充てられていたので、ようやく実務が始まったところです。

荒巻：研修などの人材育成には、特に力を入れています。
弊社は今、水素などの成長分野で事業を拡大しており、挑戦する人材を求めて異業種採用にも積極的です。
そのため入社後に専門性を身につけていけるよう、社員教育の機会はより充実させていきたいと考えています。

唐澤：新しいことへの挑戦は、社員に課された今年の目標でもあります。
私が挑戦したいのは、生産管理業務の自動化です。現在、9万種を超えるバルブを作っているのですが、
種類が多いため、個々の製造やそれに関連する業務を自動化しづらいという課題があります。
今後は本社のITの部署と協力して、効率的な生産体制の構築を目指していきたいです。

望月：バルブは長く使われるものなので、安定的なものづくりが必要とされます。
けれど会社の成長のためには、新たな挑戦も大事にしていきたいです。

荒巻：このオフィスも、利用する方の新しいアウトプットを促すようなレイアウトを意識しています。
社外のお客様を招いたイベントや、社会科見学の受け入れも行っており、
さまざまな人が集まり交流する場を作ることで、新しい変化が生まれたらと願っています。

唐澤：本社のITの部署や社外のお客様との会議は、オンラインとオフラインを交えたハイブリッド形式で行うことも多く、
このオフィス環境は有効です。コミュニケーションも活性化しました。

望月：執務スペースは広々していて、部署の垣根を越えてみんなが自由な居場所で働いています。
個々の席間がしっかりとられているので、業務にも集中しやすいです。

そして、休憩中には目の前に広がる山を眺めて息抜きをしています。
いま私たちが立っているこの屋外テラスも、wiｰfiが整備されており執務スペースとして使えるので、
天気のいい日にはアウトドアチェアを持ち出して打ち合わせをすることもあります。

唐澤：私は神奈川県から移住してきて、自然豊かなここでの暮らしが肌に合いました。
毎朝、日の当たる山を見ながら通勤するのは本当に気持ちいいものです。

荒巻：社外からのお客様が、雄大な八ヶ岳の風景に驚く様子を見るたびに、やはり特別な環境だと感じています。
この自然に惹かれて移住する方も多いエリアです。
仕事の前や後にキャンプやトレッキング、スノーボードを楽しむ社員もいます。
ここに山があることは、まさに心と体のウェルネスにつながっています。