使いやすい!オフィスデスクの高さとは?在宅ワーク向けの家具を紹介

人の身長によって最適なオフィスデスクの高さが異なります。
正しい高さのオフィスデスクを選ぶことで姿勢が良くなり仕事に集中できるようになるのです。
今回は、最適なオフィスデスクについて解説するとともに、在宅ワーク向けの家具も紹介していきます。
Contents
使いやすいオフィスデスクの高さ

オフィスデスクの一般的な高さは72cmといわれています。
かつて第二次世界大戦後の日本ではアメリカの基準がもとになっていたので74cmが標準の高さでした。
しかし、日本人の体格はアメリカ人と比べて小柄なので使いにくいと感じた方が多かったのです。
その結果1971年にJIS規格によって72cmと決まりました。
参考:安全・快適なデスクの選び方 | JOIFA 日本オフィス家具協会
身長によって最適なオフィスデスクの高さが違う?
オフィスデスクの高さというより、身長に応じてデスクとチェアの最適な高さを知ることができます。
最適サイズを知る方法とは?
一般社団法人日本オフィス家具協会によると、机と椅子の適切な高さを知る計算式があるようです。
これは人間工学によって求められる式です。
● 適切な座面の高さ=身長÷4
● 最適な差尺=身長÷6
この2つの式を組み合わせることで自分自身の身長にあったオフィスデスクの高さを知ることができます。
参考:安全・快適なイスの選び方 | JOIFA 日本オフィス家具協会
オフィスデスクの高さが不便だとどうなる?

オフィスデスクの高さが合っていないと様々なデメリットが生じます。
● 肩こりになりやすい
オフィスデスクの高さが適切な位置に定まっていないと正しい姿勢でいることができません。
そのため肩にストレスがかかり肩こりがしやすくなるのです。
会社向けの家具は長時間の業務を考慮して作られていますが、人によって適切な高さが違うためストレスを感じることがあります。
デスクワークが続いて肩こりが気になる方はオフィスデスクの高さを見直すと良いかもしれません。
● 頭痛になりやすい
オフィスデスクの高さが合わずに肩こりになってしまった症状をそのままにしておくと頭痛の原因にもなります。
頭痛は肩こりとは違い長時間続くと業務に支障が出る場合があります。
肩や首周りを少しマッサージすることで頭痛を軽減することはできるでしょう。
しかし、オフィスデスクの高さを変えないことには肩こりや頭痛になりやすくなる可能性があります。
● 足がむくみやすい
高さが合わないと床に足がつかないこともあるでしょう。
その状態のままでいると下半身に力がかかってしまい、足がむくみやすくなるのです。
さらにむくみによる血行不順により冷え性になる可能性もあります。
足がつかない場合は足元にクッションをおくなどして調整していきましょう。
このようにオフィスデスクの高さを合わないままにしておくと様々な体の不調が生じます。
高さが合わないときはどうしたらよいのでしょうか?次に紹介していきます。
オフィスデスクの高さ調整でよくある悩みと解決法

オフィスデスクの高さが合わないと、仕事の効率が下がるだけでなく、身体にも負担がかかることがあります。
特に、多くの人が直面するのが、「高さが固定されているデスクにどう対応するか」「座ったときの姿勢がしっくりこない」「長時間作業すると疲れやすい」といった問題です。
これらの悩みを解決するためには、デスクそのものを変えるだけでなく、使い方や周辺の環境を工夫することも大切です。
デスクの高さが固定されている場合の対策
高さが調整できないデスクを使用している場合は、チェアの調整が重要です。
チェアの高さを変えることで、デスクとのバランスを取ることができます。
しかし、それでも違和感がある場合は、クッションやフットレストを活用して姿勢を微調整するとよいでしょう。
特に、足が床につかないと血行が悪くなりやすいため、足元に安定した支えを置くことで負担を軽減できます。
腰や背中に違和感を感じる場合
座っていると腰や背中に違和感を覚えることがあります。
これは、デスクとチェアの高さが合っていないだけでなく、背もたれの角度や座面の奥行きが適切でないことが原因かもしれません。
その場合は、ランバーサポート(腰当て)を活用するのも一つの方法です。
クッションや専用のサポートを使うことで、腰への負担を分散し、自然な姿勢を維持しやすくなります。
さらに、定期的に姿勢を見直し、肩や背中が丸くなっていないかをチェックする習慣をつけると、より快適に作業を続けられます。
腕や手首が疲れやすい場合
長時間作業していると、腕や手首の疲れを感じることがあります。
これは、デスクの高さが適切でないために肘の位置が不安定になり、無理な姿勢をとってしまっていることが原因かもしれません。
このような場合は、アームレスト付きのチェアを使うのも一つの方法です。
肘を適切な位置で支えることで、腕全体の負担を軽減できます。
もしアームレストがない場合は、机の端にクッションを置いて支えることで代用することも可能です。
スタンディングワークを取り入れたい場合
オフィスデスクの高さに関する悩みとして、「スタンディングワークを取り入れたいが、調整が難しい」と感じる方もいるのではないでしょうか。
最近では、立ったまま作業することで集中力を高めたり、体への負担を減らしたりすることが注目されています。
しかし、通常のデスクでは高さが固定されているため、思うように切り替えられないこともあります。
その場合は、卓上に置ける昇降式のスタンドを導入することで、手軽にスタンディングワークを取り入れることができます。
これにより、長時間座りっぱなしの状態を防ぎ、より健康的な働き方が可能になります。
オフィスデスクだけではない?チェアの高さも心がけよう

オフィスデスクは、昇降式デスクなど特別な機能がついていない場合、基本的に高さの調節ができません。
そのため、チェアの高さを調節することで最適な状態にするのがおすすめです。
その際に以下の姿勢になっているか確認しながら高さ調節してみましょう。
● 座面の奥まで深く腰掛けられているか
● 骨盤の上部分をしっかり背もたれに付けられているか
● 踵は床に付いているか
● 太ももの上が水平になっているか
● 膝下は床と直角になっているか
在宅ワーク向けのオフィスデスクの選び方

今までオフィスデスクの最適な高さについて解説してきました。
ここでは会社内だけではなく在宅ワークでご自宅でも使えるおすすめのオフィスデスクの選び方について紹介していきます。
在宅ワーク向けのオフィスデスクの選び方は、サイズ・タイプ・素材などによって決めることができます。
サイズ
自宅にオフィスデスクを置く場合は、会社内で使うサイズよりも小さめでなければいけない可能性もあります。
一般的に会社内で置かれているオフィスデスクは奥行き70cmで、デスクトップPCが置けるサイズがほとんどです。
しかし、ノートパソコンを置くだけであれば奥行き60cmでも問題ないでしょう。
タイプ
デスクタイプとは、以下のようなものがあります。
● スタンダードデスク
会社での採用が多いデスクタイプでシンプルなデザインです。
ものが収納できるように引き出しがついているものがほとんどです。
形や価格帯など種類が豊富で自身の家に合わせて様々な種類から選べます。
● L字型デスク
前面とサイドを囲むように天板がついているのが特徴です。
パソコン作業できるスペースが広いため、机の上に引き出しなど置けます。
効率よく作業できるだけではなく、引き出しなど買い揃えなくて良いので安価に抑えられます。
● ロースタイルデスク
床に座りながら使用できるデスクのことです。
オフィスチェアを別で買う必要はないので費用を節約したい人におすすめです。
また、汎用性もあり、在宅ワークでの業務だけではなく、私生活で食事をとる場所としても使用できます。
● 昇降型デスク
手動で天板の高さを変えられるオフィスデスクです。
気分に合わせて座ったり立ったりと姿勢を変えることができます。
業務中は常に立っているので運動不足で気になっている方に注目されているタイプです。
● パソコンラック
天板の上下に棚が備え付けられています。
スライド式の天板にキーボードを備え付けて作業するものがあります。
昇降型デスクと違って棚にはデスクトップの本体や資料など業務に必要なものを収納することができます。
収納する場所がバラバラではないので作業しやすいです。
素材
オフィスデスクはよく木製やスチール製などが使われています。
木製は暖かい印象でリラックス効果が期待できます。さらに木の温もりが親しみを感じさせます。
他にもスチール製ではメタルなデザインなので仕事としての集中力が感じられます。
頑丈で掃除しやすいといったメリットもあります。
サイズ・タイプ・素材以外にもオフィスデスクの脚の形によって選ぶのもおすすめです。
天板に重い荷物を置くときはデスクを安定させるためにも、L字型脚やパネル型脚が良いでしょう。
組み立てにより時間がかかるものもあるため考慮していきましょう。
まとめ

オフィスデスクの高さは仕事を効率よく進めるためにも必要不可欠なものです。
高さが合っていないと体の不調が発生しやすいため健康を保つためにも自身に合った大きさのオフィスデスクを選んでいきましょう。
今回はオフィスを題材として取り上げましたが、より良い環境で働くための一つの設備です。
他の設備も含めて今の環境を見直し、働き方に合ったオフィスにしていきましょう。
Operating Company
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スターツコーポレートサービス株式会社 COPPO!編集部
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