2024.09.20

Vol.13 現場と本社をつなぐ絆①「現場」で働く人 - 株式会社竹中工務店

働くっておもしろいthumbnail

子どもに胸を張れるよう
自分が好きな仕事をしたい

[東京都]渋谷区
株式会社 竹中工務店
東京本店 作業所

主任 工事担当
吉本 陽子 さん

女性にとっても心地いい現場をかなえていく

総合建設会社として、さまざまな建物をつくり出してきた竹中工務店。
昔から、工事現場の仕事は男性社員の比率が高い傾向にありましたが、
最近ではシステム化や就労環境の変化によって、女性が活躍する機会も増えてきました。
今回は妊娠、出産を経て、現場監督として働く女性社員にお話を聞きました。



吉本:ものづくりがしたくて入社し、作業所での仕事を志望しました。
出産を機にしばらくは内勤で働いていましたが、昨年から7年ぶりに現場に復帰しました。
今は総勢450名が働く現場で、監督として作業工程や品質の管理をしています。
久しぶりの現場仕事は楽しいです。

7年前に比べて設備やルールもだいぶ変わりましたが、
特に大きな変化は、就業時間に育児のためのフレックスタイムが導入されたことでしょうか。
月単位の規定時間に合わせれば、コアタイムを除く日々の始業・終業時間は柔軟に調整できるようになりました。
子どもの送り迎えの時間に合わせられるので、子育てする身としてはとても助かっています。

制度自体は存在しても、それが実際は職場の雰囲気によってなかなか浸透しない、というケースもあると思うのですが、
今の環境はそれを快く受け入れてくれる空気があるので、気兼ねなく働くことができています。
複数人が同じポジションに就いて、足りない部分を補い合えるような仕組みにしていること、
そして会社が研修や職場ミーティングなどを定期的に実施して、認知に力を入れていることも理由だと感じます。

また、会社が個人の事情も考慮したうえで、配属する作業所を検討してくれていることも大きいです。
今の現場は自宅から近いので、子どもの送り迎えも負担なくできています。

この現場には女性が多くいるため、監督として、彼女たちがより働きやすい環境づくりにも力を入れていきたいと考えています。

例えば更衣室をより使いやすく整えることもそのひとつですが、同性だから気付ける視点はどんどん活かしていきたいですね。
女性同士で交流する機会としてランチ会を定期的に企画していて、
今日もちょうどその日だったのですが、始めてから、みなさんだいぶ打ち解けてきたように感じています。

親交を深める場であることはもちろんですが、職場に対して感じていることや、
悩みなど、現場の声を集める場としても貴重な時間なんです。

仕事は決して楽なことばかりではありませんが、
私は建物のはじめから終わりまで一貫してかかわれる現場の仕事がやはり好きです。
建物がつくられていく過程を見るのは楽しいですし、
完成という明確なゴールに向かってみんなで協力していくことは、達成感にもつながっています。

子育てをしながら、それでも働くことを選ぶなら、
子どもにも胸を張れる、自分がやりがいを感じられる仕事に携わりたい。
だから私は現場に復帰してよかったと思っています。

それに、街に自分が関わった仕事が残るというのは、やはり嬉しいものですよね。
子どもと一緒に見に行って、「これ、ママがつくったんだよ」って話すこともあるんですよ。



社員の笑顔のために、会社がしていること
”ACTIONS TO MAKE YOU SMILE”

Check Point①:女性にとっての使いやすさに細やかに配慮した更衣室

女性用の更衣室は休息スペースの充実だけでなく、間仕切りの多い空間に。
仕事柄、汗をかくことが多いため、作業着だけでなく下着を替える可能性も考慮して、目隠しになるカーテンを二重に設置しています。

吉本さん自身が現場で働く中で気付いたことや、女性へのヒアリングを参考に、同性だから気付ける細やかな視点を活かしています。

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Check Point②:人事制度やキャリア形成への理解を深める「マンガ」

人事制度に関する社内の理解を広げるため、人事部門がオリジナルで制作した「マンガ」。

主人公の社員が抱くキャリアに関する悩みと、それに対して会社の人事制度が支援できることをテーマに、短編マンガで公開しています。
文章で伝えるだけでは頭に入りづらいことも、マンガなら楽しみながら理解できると好評。特に若い世代への認知を広げるきっかけになっています。

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Check Point③:現場で働く女性のリアルを共有し合えるコミュニティの場

社内ではまだ少数派の女性社員。
相談できる存在が身近に少ないからこそ、仕事の悩みや境遇を共有し合える機会を作ろうと、全国の現場で働く女性社員が集まり言葉を交わすコミュニティの場として、見学会や懇親会を企画しています。
なかには赤ちゃん連れで参加する社員も。

互いの話を聞くことで、それぞれがロールモデルになって高め合える環境をめざしています。

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Photo:NAOKI SHIMODA(公式サイト:http://shimodanaoki.com
Text:KAORUKO SEYA(インスタグラム:@kaorukoseya





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「働くって、おもしろい」とは

    この連載は笑顔で働いている会社人を訪ね、それぞれに働くことの価値観をうかがいます。
    笑顔の社員が多い会社はきっといい会社だし、笑顔の社員が増えれば、会社はもっとよくなる。
    そしていい会社が増えれば、社会は今よりも少しずつよくなっていくはず。

    そのすべての起点は「社員の笑顔」。
    この特集では、日本全国、いい会社のいい社員の笑顔を集めていきます。

    ※本企画は東京メトロ駅構内で無料配布するライフスタイルマガジン「メトロミニッツ」で定期連載しています。

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