Vol.17 現場と総務をつなぐ絆①「現場」で働く人 - 株式会社九電工

建物に電気が通る瞬間は、
命が吹き込まれるような感動があります
[東京都]豊島区
株式会社 九電工
東京支店 電気技術部
電気工事技能職
瀬戸 一輝 さん
自分が成長するために働き
それが会社のためになる
商業施設やビルの電気や空調設備を整えるのが、九電工の仕事。
本社のある福岡と東京を中心に、大型施設の施工管理を手がけています。
電気工事の専門部署で働く瀬戸さんは、
10年前、建設工事の技能者がスキルを競う「技能五輪国際大会」に日本代表として出場し、世界3位を受賞した社員。
現在は現場の班長として、施工と現場管理にかかわっています。
一昨年に施工を手がけた麻布台周辺再開発事業現場の近くでお話を聞きました。
瀬戸:
子供の頃から、暗いところを明るくすることが好きでした。
高校時代にものづくりコンテストという技術者向けの大会に出て九電工を知り、
入社後は6年間、技能五輪の代表選手として、研修施設「九電工アカデミー」でスキルを磨いてきました。
技能五輪でメダルを取れたのは、切磋琢磨し合えた同僚と、練習に没頭できる環境を作ってくれた会社のおかげ。
選手時代はハードな日々でしたが、今では感謝しています。
選手を引退してからは、電気工事の技能職として現場で働き始めました。
初めての現場は大きな競技場で、数千人規模がかかわる仕事。
個人プレーだった選手時代とのギャップがありました。
同僚に比べて数年現場に出るのが遅かった分、早く追いつきたいと、大小さまざまな現場に入り、経験を積みました。
意欲があれば挑戦する機会を与えてくれるのは、この会社のよさだと感じます。
現場では5〜6名のチーム単位で動くのが基本で、私は班長として班全体の作業状況を管理しています。
麻布台周辺の再開発事業でも、電気設備の施工にかかわっていました。
仕事において意識していることは、いかに綺麗に施工するか。
ただ電気を通すだけではなく、電線を綺麗に整え、配線を美しく仕上げるためには高い技術が求められます。
電気は建物にとって“血液”のようなもの。
送電が完了して暗かった現場に灯りがついたときは、建物に命が芽吹いたような気持ちになります。
工期の長い現場が多く、なかなか頻繁に経験できることではありませんが、いちばんやりがいを感じる瞬間です。
2年前に班長となり、チームをまとめる難しさを実感しています。
私は仕事にいくらでも没頭できるタイプですが、チームの中にはプライベートを大事にしたい社員もいます。
違う価値観を持ちながら同じモチベーションで働くには、共通する目標があることが大事だと、
日々の業務に具体的なゴールを示すなど、試行錯誤を重ねています。
自分のモチベーションも、常に目標を持ち続けることにあります。
会社のために働くというよりは、自分が成長するために働き、それが結果として会社のためになればいいと考えています。
この仕事は覚えることが多く、ひとつ達成すればまた新たな目標ができるので、成長を感じられます。
楽しさばかりではありませんが、新しいことが学べるのはおもしろいです。
来年度からは、技能職から施工管理を行う技術職へ職変します。
長年現場で働いてきた経験を活かしてまた新しい分野に挑戦してみたいと、自ら志願しました。
不安もありますが、また新たな目標を見つけてがんばっていきます。
社員の笑顔のために、会社がしていること
”ACTIONS TO MAKE YOU SMILE”
Check Point①:新入社員からベテランまで学び続ける「九電工アカデミー」
人財育成に特化して作られた、佐賀県にある宿泊設備付き研修施設「九電工アカデミー」。
新入社員研修をはじめ、社員向けに一年を通じて多くの研修を開催し、新人からベテランまでが定期的に学びに来る場です。
専門知識の習得やスキルアップの機会があることは、社員のモチベーション向上にもつながっています。

Check Point②:新たな時代に向かって「新社名プロジェクト」始動中
今年、36 年ぶりに社名を変更する九電工(2025年4 月に発表予定)。
新社名の検討にあたり、20 〜30 代の若手社員の声を活かしていきたいとブレスト会議を開催しました。
会議では「社名に込めたい想い」をテーマに、未来の理想の姿について自由に意見を出し合い、議論する場面も。
社名変更をきっかけに、会社を変える新たな機運が高まっています。

Check Point③:若手の採用強化に向けた処遇の見直し
専門性の高い仕事が多いため、若い世代の施工管理職、技能職の採用と育成には特に力を入れたいところ。
人手不足の今、新卒採用に向けた処遇の改善に努めています。直近では初任給のベースアップや、奨学金返還支援制度をいちはやく取り入れたことでも話題に。
住宅補助など福利厚生面も手厚く、採用に向けてさまざまな取り組みを進めています。

Photo:NAOKI SHIMODA(公式サイト:http://shimodanaoki.com)
Text:KAORUKO SEYA(インスタグラム:@kaorukoseya)

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「働くって、おもしろい」とは
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この連載は笑顔で働いている会社人を訪ね、それぞれに働くことの価値観をうかがいます。
笑顔の社員が多い会社はきっといい会社だし、笑顔の社員が増えれば、会社はもっとよくなる。
そしていい会社が増えれば、社会は今よりも少しずつよくなっていくはず。
そのすべての起点は「社員の笑顔」。
この特集では、日本全国、いい会社のいい社員の笑顔を集めていきます。
※本企画は東京メトロ駅構内で無料配布するライフスタイルマガジン「メトロミニッツ」で定期連載しています。
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