社宅代行アウトソーサーの選び方を徹底解説！社員満足度が重要な秘密とは？

寮・社宅運用ノウハウ

近年、企業が社宅代行をアウトソーシングするケースが増加しています。
アウトソーシングは長期契約が基本となるので、安定して運用を任せられる社宅代行アウトソーサーを選定することが、
企業の成功に直結します。この記事では、社宅代行アウトソーサーを選ぶ際の鍵となるポイントを詳しく解説します。

社宅代行とは？

借上社宅は、企業が賃貸借契約をした外部物件を従業員に社宅として提供する福利厚生です。
その社宅関連業務を外部業者にアウトソーシングすることを社宅代行と呼びます。

借上社宅を社員に提供する場合、社宅関連業務を総務部や人事部が行う必要があります。
多くの社員を抱える大企業ではこの手続きを数千名の規模で同時に行う必要があり、
専門性も求められ、負担も大きいため近年は専門業者にアウトソーシングすることが主流になっています。

社宅業務の特性上、労働集約型の業務であるため、寮・社宅の管理件数が多いほど、
コストパフォーマンスが高くなる傾向があります。

社宅代行アウトソーサーが果たす役割とは？

代行会社が果たす役割は、主に以下の3つです。

・不動産会社の手配（物件情報の提供）や各種契約手続き
社員様社宅用の代行会社は、提携している不動産会社を手配することにより社員様へ物件情報をご提供いたします。
また、新規契約においては、契約書内容の確認や（借主に不利な条件がないかチェック）、
オーナーや不動産会社との契約締結まで、借主に代わり一連の業務を代行いたします。

・入退去管理
社員様が社宅に入居や退去する場合に必要な手続きをすることです。
入退去状況の履歴を管理し、企業に共有・報告することもできます。

・毎月賃料等の送金代行と入出金データの管理
契約条件（家賃・条件など）を管理し、借主の代わりに、毎月の賃料・共益費等をオーナーや不動産会社に支払います。
また、入出金の履歴をシステム上で管理することもできます。

社宅代行アウトソーサーを選ぶポイント4つ！

以下を基準にアウトソーサーを選ぶと、トラブルなく安定した運用を実現することができます。

1. 信頼性と実績

最初に確認すべきは、社宅代行アウトソーサーの信頼性と実績です。
問い合わせ対応に違和感がある信頼できないパートナーと契約すると、対応の悪さから社員満足度が損なわれかねません。
過去の実績や管理している戸数、同業クライアントの声などを調査し、
安心して契約できる実績豊富なアウトソーサーを選ぶことが大切です。

2.サポート体制と企業姿勢

トラブルや緊急事態が発生した場合、迅速で適切な対応が安心感に繋がります。
また、問い合わせ窓口が一本化されていないと、たらい回しになり情報共有に手間を感じることもあります。

また安定した日常業務の遂行はもちろん、日常的な相談事項やトラブルが発生した場合に、
アウトソーサーがお客さまに対してどうアドバイスや対処をしてくれるか、さらには先行的な運用提案をしてくれるか。
長期的なお付き合いになるからこそ、企業姿勢は社宅業務アウトソーサーを選定する上で、大変重要なポイントになります。

3.物件選定の自由度

アウトソーサーによっては自社で管理している物件以外紹介できないといったケースがあります。
その場合、希望の物件に住めないことで社員が不満を持つ可能性があります。
物件紹介のルールや提携会社の有無を確認し社員がストレスなく物件選定できるアウトソーサーかどうかを確認しましょう。

4.不動産専門知識の豊富さ

社員様ごとの賃貸借契約すべてを取り扱う社宅手続きは、
契約条件の調整に不動産に関する専門知識が必要となる場合があります。
また、住んでいる間に水漏れや災害といったトラブルも起こり得るため、
これらの事象について適切にアドバイスできるアウトソーサーであれば安心でしょう。

社宅代行アウトソーサーの選び方まとめ

社宅代行は長期契約が前提になるため、継続的に安定した運用ができるパートナーを選ぶ必要があります。
単純にコストだけで比較してしまうと、想定よりも業務が減らず、
アウトソーシングした意味がなかった…ということにもなりかねません。

また福利厚生として導入している借り上げ社宅制度にも関わらず、
アウトソーサーの品質により社員の満足度が下がってしまうことになっては元も子もない。

当社は社宅管理業務を20年以上手掛けており、社員満足度にこだわった社宅代行サービスが特徴です。
社宅業務の一括代行や課題解決にとどまらず、寮・社宅利用満足度UPによる、
社員さまのエンゲージメント強化を当社でサポートいたします。
お気軽にご相談ください。

Writer's Profile

執筆者

スターツコーポレートサービス株式会社
辻 広大（つじ こうだい）

経歴

早稲田大学卒業後、スターツグループに入社。新卒から大手企業の人事・総務部のコンサルティング業務を経験。2014年より経営企画として、評価制度の設計、営業組織の強化のためのセールスイネーブルメントなど、若手社員の育成に従事。2022年より企業の寮・社宅に関わるセミナーを実施し、社員満足度を向上させるコツを伝えている。 宅地建物取引士。

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