2024.01.31

土地の価値を最大化するには?売却価格60%UPを実現した事例とは

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今回ご紹介するのは、都内の病院跡地を売却した事例です。
本件の該当地は、様々な背景から立地・土地の広さの割に売却価格が伸びない課題がありました。
そこからどのように売却に至ったのか、当社だからこそできたご提案について詳しく説明します。

【物件種別】
物件種別:土地・建物 
所在地:東京都城南地区
物件規模:約600坪(複数区画の合計)
売主様:特殊法人・個人
買主様:不動産業者(複数)
取引時期:2020年代前半

1. 売主様の抱える問題

今回、対象となった不動産は都内の病院跡地。
移転するため、元々病院があった土地の売却を考えていました。

しかし、売却するに当たって、立地・土地の広さはある程度あるものの、価格が伸びないという問題がありました。
その要因は大きく2つあります。

・接道する前面道路に幅員が狭い部分があり、指定容積率を消化できない
・土地の一部が借地であり、認められる権利が限定的

 ※借地権は、認められている権利が所有権より限定的なため、価格が安くなる傾向があります。

上記の課題から、売却したいが希望する価格で売却できる目処がたたず悩んでいました。

2. 当社がご提案した内容

上記を踏まえ、当社が実施したのは隣地と一緒に売却し、価値の最大化を図ることです。
下記流れで進めることをご提案しました。

・幅員の広い道路に面している隣接地に売却を打診
・当社が購入したいお客様の立場で、底地権者に譲渡をご提案
・隣地と一緒に不動産価値を向上させた上で売却


また、ご提案の際は、下記をアピールポイントとしてご提案しました。

・中立的な立場である当社が隣接地に対してご提案することで、対応がスムーズに
幅員の広い道路に面することができれば、容積率が上がり、価値が向上するため、隣接地に対して、売却をご提案しました。
また、借地に関しても土地の所有者様(底地権者)に対して売却をご提案。
第三者としての中立的な立場で、公平なご提案を行うことができます。

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・グループ会社との連携により、活用プランの検証が同時に出来る
買主様に対しては、当社グループの建設営業部隊であるスターツCAM(株)が
購入後の建築プランを不動産業者様にご提案。
規模が大きく、様々な需要がある立地なので、幅広い利用方法が想定される土地でしたが
建築プランとともに検討することで、購入者がスピーディーに価格の根拠を提示することが可能になりました。
当社では、購入後の活用検証までグループ間で連携を取りながら進めることが可能です。



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ご提案の結果、隣地の所有者様もご売却いただくことができ、
面積が大きくなった土地の活用方法を買主様がスピーディーに検討できたので、
大手の信託会社様を始め、ご提案のあった会社はほかにもありましたが、
1番手として当社でお手伝いをさせていただきました。

結果:現況のままの売却見込額に対し、60%UPの価格で売却

ご契約いただいた結果、幅員の広い道路に面している隣接地と同時に売却できたことにより、容積率が向上。
また、借地に関しても土地所有者様と一緒に売却ができたため、所有権として土地を売却。
不動産価値の向上が実現しました。

4. まとめ

課題解決のためには、不動産の可能性を多角的に検証する必要があります。
スターツグループのリソースを活用し多角的に検証した結果、価格の上昇と容積率の向上という売主様・買主様共にご満足いただける結果に繋がった事例です。
価値を最大化し、『売買仲介』の役割を果たすことができたのではないかと思います。

土地・建物によって問題が違えば、解決する方法も異なりますので、お気軽にご相談ください。





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