本社オフィスビル売却の進め方とは?ワークスタイル変革で課題解決

今回ご紹介するのは、本社オフィスビルを売却した事例です。
売主様は、自社の問題点は認識しつつも、どう解決したらいいかわからないということでご相談をいただきました。
そこからどのように売却に至ったのか、当社だからこそできたご提案について詳しく説明します。
【物件種別】
物件種別:オフィスビル
所在地:東京都新宿区
物件規模:延床約1,300坪
売主様:出版会社
買主様:不動産業者
取引時期:2010年代後半
1. オフィスビルの売主様が抱える課題
今回、対象となった不動産は本社オフィスビル。
築年数は30年を超えており、下記のような問題がありました。
・今後、この建物を維持していくためには大規模な修繕が必要
・オフィスの中が書類だらけで雑然とした環境
・多層階に分かれており、部門間のコミュニケーションが取りにくい
上記問題から、現状のオフィスを手放し、新しいオフィスに移転する必要があると考えていましたが、
そもそも「どういうオフィスに移転すべきか?」が固まらず、
明確な問題があったものの、どうやってそれを解決するか、どうすべきかがわからず、進まずにいました。
そんな中、実際に取引のある不動産会社に相談するも、売却の選択肢しか勧められず…
そもそも本当に売却しか選択肢がないのかも、疑問に思っていました。
あくまで、不動産の活用は手段であるという考えのもと、一緒に考えてくれるパートナー探しが必要でした。
2. オフィスビル売却のために当社がご提案した内容
上記の課題を踏まえ、当社が実施したのは
働き方改革に関する「ワークスタイル変革コンサルティング」です。
① 建物の前に、まずどういう働き方をすべきか考える
② そのためにどういうオフィスに移転すべきか考える
③ その働き方に合わない場合オフィスを売却する
上記のステップで検討することで、方針を決めるお手伝いをしました。
また、ご提案の際は、下記2点をアピールポイントとしてご提案しました。
・オフィス移転の専門チームがあるため、ワークスタイルのご提案からできること
最初から売却のご提案ではなく、「ワークスタイル変革コンサルティング」を実施しました。
オフィスという働く空間のコンサルティングに特化した専門チームが当社にあるため、
働く場所に求める目的や意義に合わせた空間づくりのご提案が可能です。
※他社との違い

専門の協力会社にもご参加いただき、複数回のワークショップを開催。
その中で働き方に合ったオフィスの条件を決定していきました。
一緒に働き方から条件を決めたので、社員にとっても納得感があります。

売り主様は出版業で、クリエイティブさが求められるので、
コミュニケーションを活性化させるオフィスになるよう、1フロアに集約することをご提案しました。
・オフィス移転と本社売却、両方自社でできるので同時にもれなく進行管理ができる
賃貸ビルへのオフィス移転と本社売却という2つのプロジェクトを同時に進行させる必要があります。
事業へのインパクトも大きいため絶対に失敗させられないプロジェクトにもかかわらず、
専門的な知識が求められる業務。
さらに関係する会社も多いためスケジュール管理に大きな手間がかかることになります。
当社は、両方を別々のチームで同時に行うことが可能なため、
2つのプロジェクトのスケジュール調整しながら同時に進めていく事ができます。

ご提案の結果、当社では下記のお手伝いをさせていただきました。
●ワークスタイル変革コンサルティングの業務委託契約
●移転先オフィスの賃貸仲介
●本社オフィスビル売却の売買仲介
3.オフィスビルを売却した効果
ご契約いただいた結果、下記のような効果を感じていただくことができました。
・新オフィス:コミュニケーションの活性化
多層階に分かれており課題となっていたコミュニケーションは、
1フロアに集約をすることで、社員同士の交流が活発になり、効率的かつ開放的なオフィス空間を実現できました。
普段はなかなか接点を持つことのない部署同士が気軽に話せる環境を作ることができました。
・旧本社:希望を上回る価格で売却
主幹事方式での入札の結果、希望価格を大幅に上回る金額で売却をすることができました。
また、オフィスの移転先についてもお手伝いをさせていただいていたため、
全体感のスケジュールを把握することができ、スムーズなお引渡しも実現しました。
※入札とは

4. オフィスビル売却の進め方まとめ
このような結果をもたらすことができたのは、
当社が働き方の検証やそのそも売る必要があるかという比較検討の段階からお手伝いが可能だからです。

課題解決のためには、問題と課題を整理することが不可欠です。
整理していく中で見えてきた課題解決の手段としての「所有不動産の最適化」にアプローチできる点が
選んでいただけたポイントだと思います。
スターツコーポレートサービスは、寮・社宅、オフィス、売買の3つの事業を柱とし、
企業様の様々な経営課題をともに解決するベストパートナーを目指して事業を行っています。
不動産は企業にとっての大切な経営資源であり、不動産活用は経営課題を解決する手段です。
昨今の急速な環境変化に対応し、所有資産に最適な選択を行うことで、持続的な企業価値向上に繋がると考えています。
会社によって問題が違えば、解決する方法も異なりますので、お気軽にご相談ください。
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スターツコーポレートサービス株式会社 COPPO!編集部
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