Vol.04 湘南と東京でつながる絆②「東京」で働く人 - キリンビバレッジ株式会社

どんなキャリアを歩み、人生を送るか
考えることを大切にしてほしい
[東京都]中野区
キリンビバレッジ株式会社 神元 佳子さん
ここで働く未来が想像できるよう多様なモデルを示していきたい

湘南をあとにして向かったのは、東京・中野にあるキリンビバレッジ株式会社の本社。
人事総務部長の神元さんが考える、社員の笑顔を作るための取り組みについてうかがいました。
「笑顔で働くためには、社員間の心地よい関係性が大切です。
関係の質がよければ、対話の質も上がり、さまざまな意見やアイデアが集まる。
それは会社にとっての利益にもつながると考えています」

そう話すのは、人事総務部長の神元さん。
そのために、多様な人材が働きやすく、話しやすい環境づくりに力を入れていると言います。
「例えば全社フリーアドレス化によって、部署間を越えた対話を推進することもそのひとつです。
日頃接する機会のない社員と隣の席で仕事をすると、新しいつながりが生まれ、他部署の業務を知る機会にもなります。

そして、多様性の推進という点では、女性が活躍できる環境づくりに長年力を入れてきました。
当社では女性社員が年々増えていて、今や採用の半数以上が女性の年もあります。
そんな中で、上層部の役職に就いているのが男性ばかりでは、
自分はここでがんばれないのかな、と不安に思うかもしれません。
人事として感じるのは、この会社にはまじめで誠実な社員が多いということ。
それはよいことでもありますが、まじめゆえに失敗を恐れて慎重になったり、
子育てなど、暮らしとの両立を負担に感じたりすることもあります。
そんなときに、例えば妊娠、出産を経た『お母さん』が当たり前のようにリーダーとして活躍しているなど、
社員の多様なロールモデルを示すことができれば、後押しになりますよね。
性別を問わず、誰にとっても働く未来が想像できる会社であれたらと思うんです」
――そのために、どんな取り組みをされていますか?
「育休支援など子育て世代に向けたサポートはもちろん、
独自の取り組みとしては、若手社員に入社後の比較的早い段階から前倒しでキャリアを積んでもらっています。
例えばジョブローテーションを2〜3年の短いスパンで行い、
出産や育児などのライフイベントの前に、ある程度の経験が積めるようにすることなど。
それにより仕事の自信がつき、立場が確立されることで、育休後の職場復帰がしやすくなればという狙いです」

――湘南工場の波羅さんも、本社への異動が決まったと話していました。
実際に実施してみての手応えはいかがですか?
「数年という短いスパンでほかの仕事を体験することは、多様な経験を積めるだけでなく、
自身の意欲や能力について考えるきっかけにもなっていると感じます。
私たちは社員に『どんなキャリアを歩み、どんな人生にしたいのか考えましょう』と常々伝えているんです。
自分にはどんな強みがあり、それを掛け合わせることでなにができるのか。
考えながら働くことは、社員としてだけでなく、その人自身にとっての大きな財産になると思うからです。
会社という組織の中でも、自分の強みを最大限発揮して活き活きと働いて欲しい。
そんな社員が育つ環境であれたらと思います」

Photo:NAOKI SHIMODA(公式サイト:http://shimodanaoki.com)
Text:KAORUKO SEYA(インスタグラム:@kaorukoseya)

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「働くって、おもしろい」とは
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この連載は笑顔で働いている会社人を訪ね、それぞれに働くことの価値観をうかがいます。
笑顔の社員が多い会社はきっといい会社だし、笑顔の社員が増えれば、会社はもっとよくなる。
そしていい会社が増えれば、社会は今よりも少しずつよくなっていくはず。
そのすべての起点は「社員の笑顔」。
この特集では、日本全国、いい会社のいい社員の笑顔を集めていきます。
※本企画は東京メトロ駅構内で無料配布するライフスタイルマガジン「メトロミニッツ」で定期連載しています。
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