Vol.06 横浜と東京でつながる絆②「東京」で働く人 - 株式会社IHI

多様性を尊重し、一人ひとりが
「自分らしく」働ける場をつくる
働く人[東京都]江東区豊洲
株式会社IHI
野田 篤志 さん 葉山 木綿 さん 井上 愛美 さん
行き詰まったら、動いてみる 会社はそれをサポートします

常設展示場のi-muse(アイミューズ)
横浜をあとにして向かったのは、東京・豊洲にあるIHI本社。
人事部DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)グループの皆さんに、
社員の働きがいを作るための取り組みについて聞きました。
――皆さん、カジュアルな装いですね。

井上:
昨年の春、多様な価値観や働き方に柔軟に対応していくことを狙って、ドレスコードが自由な形に見直されました。
スーツからデニムまで、皆が思い思いの服装で働いています。
野田:
弊社には多様な人材が集まっていて、それがわが社らしさだと思います。
そして、自分とは違う意見にも耳を傾ける、素直な人が多いです。
井上:
私もそれは入社当初から感じていました。
若手の意見もどんどん取り入れてくれ、判断を任されることも多いです。
最初は緊張しましたが、できる範囲が広いことはやる気にもつながります。
葉山:
社員のやりがいを作り出すことは、私たち人事部にとっても課題です。
会社の規模が大きくなればなるほど、仕事が細分化されて、社員が目の前の仕事をこなすばかりになる、
というのはありがちな問題です。
けれどそうではなく、仕事をもっと「自分ごと化」して楽しんでほしい。
行き詰まりを感じたら、とにかく動いてみてほしいと思っています。
最近では業務時間の一部を使って自身が興味のあるテーマについて取り組むことができる「社内副業制度」や、
社外での就業を認める「兼業制度」が導入されたのですが、
実は私が人事部に異動したのも、副業制度の利用がきっかけです。
今、とても楽しく働けているので、ほかの社員にもぜひ活用してほしいです。
野田:
「自分ごと化」は業務だけでなく、多様性のためにも大切にしたいテーマですね。
最近感じているのは、問題の渦中にいる当事者ではなく、マジョリティである周囲に働きかけることの大切さです。
例えば育休の取得に対する理解を広げるために、40~50代の社員に向けて発信を行ったり、
ジェンダー平等に関する問題を、男性の観点から考える講演会を開いたり。
自分には関係ない、と無関心になりがちな層に働きかけをしていくことが、
DE&IのI(インクルージョン=包摂性)のために必要だと考えています。
井上:
正解はひとつではないからこそ、個々人と対話をしながら伝えていくことが大切ですよね。
そのためにも継続的な発信に加え、現場へ直接足を運び、社員の声を直接聞く機会もより増やしていきたいです。
それこそ、ものづくりをする会社として弊社が大事にしている
「三現(現場、現物、現実)主義」の考え方にも通じています。
――社員を大切にする社風が、お話を聞いていてもよく伝わってきます。
葉山:弊社の2つの経営理念のうち、もうひとつが「人材こそが最大かつ唯一の財産である」というもので
それは実際に体現されていると感じます。
多様であることにも寛容で、そんな会社の風土が好きです。
その上で、もう一歩踏み込んみ、個々人がいきいきと働ける環境を作っていきたい。
いわば「多様性のアップデート」をすることが、これからの目標ですね。

Photo:NAOKI SHIMODA(公式サイト:http://shimodanaoki.com)
Text:KAORUKO SEYA(インスタグラム:@kaorukoseya)

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「働くって、おもしろい」とは
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この連載は笑顔で働いている会社人を訪ね、それぞれに働くことの価値観をうかがいます。
笑顔の社員が多い会社はきっといい会社だし、笑顔の社員が増えれば、会社はもっとよくなる。
そしていい会社が増えれば、社会は今よりも少しずつよくなっていくはず。
そのすべての起点は「社員の笑顔」。
この特集では、日本全国、いい会社のいい社員の笑顔を集めていきます。
※本企画は東京メトロ駅構内で無料配布するライフスタイルマガジン「メトロミニッツ」で定期連載しています。
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