Vol.12 浦和と堺をつなぐ絆②「堺」で働く人 - 株式会社サカイ引越センター

社員だけでなく、その家族からも
愛される会社であるために
[大阪府]堺市
株式会社サカイ引越センター
人事部 部長
大庭 康広 さん(右)
人事部 課長
青木 勝 さん(左)
引越会社から新生活応援グループへ
本社のある大阪府堺市で、訪ねたのは人事部のお2人。
お客様に対する思いから、働き甲斐を作る取り組み、家族へのサポートまで、
「人」を資本にした会社として大切にしていることを聞きました。
大庭:
私たちが社内で掲げているのは、「暮らしの中にもっと“SAKAI”を!」というメッセージ。
引越だけでなく、その前後にあるお客様の暮らしを広くサポートしたいと考えています。
例えば引越に伴う不要品の買い取り、エアコンなどの家電の撤去や設置も、
サカイが手がけるサービスの一部なんです。
その意味で、私たちは引越会社ではなく「新生活応援グループ」だと自負しています。
青木:
引越会社にとっての「商品」とはなんでしょうか?
私たちはその答えを「人」だと考えています。引越を行うのは、社員1人ひとり。
つまり、自分たちの作業が会社の品質を表しているという自覚を持って現場業務に当たってほしいと伝えています。
そうした意識やスキルを磨くために始めたのが、引越サービスコンテスト「専務杯」です。


大庭:
この大会で競うのは、運搬や引越の技術に加えて、接客の能力です。
現場では技術やスピードに加えて、お客様に寄り添う「まごころ」も大切です。
例えば、現場に小さなお子様がいれば、できるだけ負担にならないように作業を進めること。
お客様が妊娠されていたら、立ちっ放しにならないよう、適切なタイミングで座っていただくこと。
当日現場に行かなければわからない、お客様のコンディションを見ながら、
柔軟に動き、快適な現場の環境を作るのも私たちの仕事です。
また、大前提として、家財をいかに大切に運ぶかという意識も不可欠です。
高価な家具も、小さなぬいぐるみも、お客様にとっては等しくかけがえのないもの。
その意識を徹底するために、全国にある支社はすべてフランチャイズではなく本社直営で、
徹底した社員教育を行っています。
その甲斐あって、引越サービスの品質に対して、業界で初めてISO規格を取得しました。

引越し前の家と引越し後の家で靴下を履き替えます
その中で社員のモチベーションを維持するために意識しているのは、福利厚生の充実です。
人的資本経営を、社員自身が実感するためには、やはり具体的な手当を増やすことが重要だと考えています。
仕事で成果を上げた際のインセンティブ制度も充実していますし、
日頃の労をねぎらう目的で、食事会やスポーツ大会も、定期的に開催しています。
青木:
それから、家族へのサポートにも力を入れています。
社員の配偶者の誕生日に、会社からお祝い金を配偶者の口座に振り込むというユニークな制度もあります。
引越現場の社員は長距離移動やそれに伴う不在も多いので、ご家族へのケアも必要なこと。
社員の働きを応援してくれている最も身近な存在に、感謝を伝えたいと考えています。
大庭:
今は亡き創業者が伝えていたのは、社員だけでなくその家族からも愛される会社にしたいということでした。
向井さん親子のように、家族で働く社員も、実は増えつつあるんです。
そんな会社になっていけたら嬉しいですね。

Photo:NAOKI SHIMODA(公式サイト:http://shimodanaoki.com)
Text:KAORUKO SEYA(インスタグラム:@kaorukoseya)

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「働くって、おもしろい」とは
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この連載は笑顔で働いている会社人を訪ね、それぞれに働くことの価値観をうかがいます。
笑顔の社員が多い会社はきっといい会社だし、笑顔の社員が増えれば、会社はもっとよくなる。
そしていい会社が増えれば、社会は今よりも少しずつよくなっていくはず。
そのすべての起点は「社員の笑顔」。
この特集では、日本全国、いい会社のいい社員の笑顔を集めていきます。
※本企画は東京メトロ駅構内で無料配布するライフスタイルマガジン「メトロミニッツ」で定期連載しています。
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