Vol.11 選手と社員をつなぐ絆②「川崎」で働く人 - 富士通株式会社

選手生命の先に続く
社員の人生に寄り添って
[神奈川県]川崎市
富士通株式会社 Employee Success 本部
企業スポーツ推進室 有明 葵衣さん
アスリートとしてだけでなく 人としての価値を活かせるように
アスリート社員をさまざまな分野から支えている「企業スポーツ推進室」。
自身も選手経験を経て今の仕事にかかわる有明さんに、これからの企業スポーツについての思いを聞きました。

@fujitsu
有明:
私たち企業スポーツ推進室がめざすのは、アスリートがスポーツ以外の場でも自身の価値を活かせる環境作りです。
現役選手として活躍する間だけでなく、引退した後も、
これまで培ってきた技能やスキルが別の形で社会に還元できるようサポートしていきたいと考えています。
弊社の企業スポーツ内定者に入社前研修で伝えているのは、「勝ちと価値」というふたつの軸を大切にすること。
日本一、世界一を目指した勝ちの追求に加えて、社会にかかわる人材として個人の価値を高め、
ひいては富士通における「スポーツの価値」を高めていくことも大事だと。
そのためにもアスリートと会社員、どちらにおいてもプロフェッショナルであるようにと伝えています。
そうした心持ちで活動することで、選手にとって現役の今も引退後の未来も、より充実した時間になればと願います。
「スポーツの価値」とは競技の場においてだけ感じられるものではなく、例えば社会貢献の機会としても有用です。
アメフトの選手は今、地域の小学校で教員としてスポーツを教えたり、
医療的ケアが必要な子供たちを練習の見学に招待するプログラムを開いたりしていますが、
プロのスポーツ選手のプレーを間近で見ると、皆さん、すごく喜んでくれるんですね。

@fujitsu
勝ちを追求することだけでなく、喜んだり、楽しんだりしてもらうこと自体もスポーツが持つ価値だと感じますし、
そうした体験は選手にとっても「自分たちがプレー以外で果たせる役割」を考える機会になります。
私自身も学生時代からバスケットボール一色の生活を送ってきたので、
引退後に自分のスキルがどんな仕事に活かせるのか、初めは自信がありませんでした。
しかし今の仕事にかかわって、バスケチームでキャプテンを務めた中で培ったリーダーシップなど、
さまざまな経験が活きていると感じました。

スポーツやポジションごとに、個々の強みはさまざま。
選手には、自分が培ってきた能力が活かせる先を見つけていって欲しいです。
同時に、選手と社員の相互理解も今後の課題です。
弊社が企業スポーツ活動を行うのは、地域の方やファンの方はもちろんですが、なによりまず社員のため。
社内の理解を深めるために、最近では社員のお子さま向けに「キッズラーニングプログラム」として
スポーツの現場を体験してもらうイベントを企画しています。
その他、アスリートをコーチに迎え、健康をテーマにした社員向けのスポーツイベントも行っています。

@fujitsu

@fujitsu
自社のチームを応援する以外にも「スポーツの価値」があることを実感してもらうため、
これからもさまざまな企画を実行していきたいです。
こうした取り組みを重ねることで、弊社の企業スポーツ活動が「企業スポーツ」のひとつのモデルになれたらと。
今後、スポーツ業界をより盛り上げていけたらと思います。

Photo:NAOKI SHIMODA(公式サイト:http://shimodanaoki.com)
Text:KAORUKO SEYA(インスタグラム:@kaorukoseya)

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